ほりひログ

所属組織の製品 (Azure とか) に関連する内容が多めだけど、個人の見解であって、所属組織を代表する公式情報ではないです。

Teams 会議で AfterShokz のマイクをミュートすると、ビープ音が鳴りませんか?

はじめに

今まで何ともなかったのに、ホントについ最近、AfterShokz OpenComm を使って参加した Teams 会議中にミュートにすると、ビープ音が鳴るようになってしまった。

よくよく思いかえせば、1 年位前に同僚から似たような症状を聞いていたけど、自環境では発生してなかったのですっかり他人事で忘れてた。

なぜ突然この症状が出たのかはわからないが、AfterShokz がマイク ミュートの制御を PC から受け取るとビープ音が鳴るのは、どうやら元々そういう仕様らしい。
で、何の拍子かで(Teams のアップデート?)、自分の Teams がミュートの指示を出すようになったんだろう。

AfterShokz はファームウェア アップデートの仕組みは持ってないだろうから、本来はこれが正しい状態なのかもしれない。

そうはいってもビープ音はうるさい。他の人の発言を遮らないためにマイク ミュートしているのに、ビープ音が邪魔で集中できない。

解決策

VB-Audio Virtual Cable という仮想オーディオデバイスを使おう。

こんな感じに、Teams のスピーカーは、AfterShokz を直接指定し、マイクは仮想オーディオ出力に指定する。AfterShokz のマイクは仮想オーディオ入力につなぐ。

こうすると、Teams からのマイク ミュートの制御が(なぜか)AfterShokz まで伝搬しないので、AfterShokz はミュートに気づかず、結果ビープ音もならない。

手順

ググってみるものの、「仮想オーディオ デバイスを使えばいいよ!」という情報は見つかるが、どう使うのかいまいち書いていない。
あっているかわからないが、とりあえず動いている設定を書いておく。

1. インストール

まずインストーラをダウンロードする。

Mac は持っていないので、Windowsインストーラが入った zip ファイルをダウンロードする。
2015 年のものらしいが、Windows 11 でも問題なし。互換性バンザイ。

vb-audio.com

zip ファイルを展開すると、その中のインストーラを実行する。
今どきは 64 bit OS なので、VBCABLE_Setup_x64.exe で。

インストールが完了したら、指示に従って再起動。

2. デバイス設定

設定 アプリを開いて システム > サウンド と辿り、その一番下 サウンドの詳細設定 を開く。

サウンド のプロパティ シートが開くので、AfterShokz のデバイスを選択して、その中の 聴く タブの このデバイスを聴く にチェックを入れ、このデバイスを使用して再生するCABLE Input を選択する。

3. Teams 設定

上で書いた通り、Teams では、スピーカーはヘッドセットのものを使って、マイクは CABLE Output を選択する。

これで Teams でミュートしてもビープ音に悩まされずに済む。

おわりに

もしかしたら 仮想オーディオ デバイスを挟むことで、AfterShokz ならではの機能がつぶれてるかもしれないけど、今のところ困ってないので、そんな機能があっとしても使ってなかったんだろう。